韓歴ドラ「花が咲けば、月を想い」あらすじ感想!不良少女と真面目男子の恋

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韓国歴史ドラマ「花が咲けば、月を想い」は、フィクション系王道ラブコメ

2022年07月15日に初放送された韓国歴史ドラマ「花が咲けば、月を想い」。

ドがつくほど真面目な監察ナム・ヨン(ユ・スンホ)と、貧しい両班として生きるカン・ロソ(ヘリ/Girl’s Day)のラブコメ時代劇です。

お金を稼ぐために違法ながら酒造していたロソは、ひょんなことから酒販売者を取り締まる監察官ヨンと同居することに。ここから、韓国歴史ドラマ王道展開である「復讐」「親探し」「身分回復」が始まります。

「花が咲けば、月を想い」は英祖の時代?

時代背景は「18世紀の朝鮮、歴史上最も厳しいと言われている禁酒令の時代」とだけ記載されており、史実に基づいたドラマではないようです。

しかし、「18世紀の朝鮮」「厳しい禁酒令」があった時代は英祖(ヨンジョ)と正祖(チョンジョ)が統治していた時代。若くして命つきた世子もいますので、もしかしたらその時代がモデルかもしれません。

「花が咲けば、月を想い」見どころ!感想とあらすじ

以下、ネタバレを含みますので、視聴前の人は注意してください。

カン・ロソ「女が愚弄されたら道は2つ、首をくくるか首を貫くかよ」

とにかく負けん気の強いカン・ロソ(イ・ヘリ)。

兄が作った借金を返すため、とにかく酒造だろうが、密輸入だろうか何でもやってしまいます。韓ドラ系ヒロインといえば、失敗することもあれど、とにかくめげない上、弱気なところを全く見せない特徴がありますが、その中でもロソは10倍返しで反撃する勢いがあります。

ラブコメディですが、途中までラブ要素を感じさせない野獣系ヒロイン…かもしれません。

ナム・ヨン「そなたは忍耐力が足りず、大胆すぎる」

今作品に欠かせないのが、主人公のナム・ヨン(ユ・スンホ)。バカがつくほどの真面目一徹キャラで、融通が全く聞きません。そのおかげで手柄を立てることもありますが、自ら手柄返上してしまうほどの、無欲な真面目キャラです。

はじめは、ロソのような気が強い女を否定していましたが、ロソの癖の強さ?に惹かれていく様子が、見どころの一つといえるでしょう。すごく笑えます。

「嫌いにならない」と言ってきながら、ロソに罪を打ち明けられた時に「正気か?!呆れたな…」と座り込むシーンも、大好きですw

世子イ・ピョ「この美しい顔に見合う振る舞いをせねばな」

ナム・ヨンとロソを取り合うことになるのが、世子イ・ピョ(ピョン・ウソク)です。

王族が恋のライバルになるというありがち展開ですが、権力争いのためロソと結ばれることはありませんでした。ただ、時折出てくる格闘シーンにおいては、主人公ナム・ヨンより華麗に戦うため、嫌味なキャラというよりは目の保養担当といえるでしょう。

ハン・エジン「美男子らしい振る舞いをなさいませ」

世子イ・ピョに想いを寄せる両班娘のハン・エジン(カン・ミナ)。とにかく美男子好きで、顔だけで好きになったイ・ピョにアプローチし続けます。

4角関係のライバル役ですが、今作品ではカン・ロソの心強い味方となっています。味方というか、もはやエジンがいなかったら事がうまくいかなかったのでは?と思うくらい、主力キャラと思いました。

ネタバレですが、世子イ・ピョが身分を守るか友の命を守るかで悩んでいた時、エジンが「美男子らしい振る舞いをなさいませ」をピョの頬をぶっ叩きます。ここ、めちゃ良いシーンだった。

ウンシム「自分がどこまでいけるか、見てみたくない?」

妓生の副行首ウンシム(パク・アイン)は、父親の酒代として売られた哀れな女性です。

カン・ロソの大胆な生き方に興味を持ち、ロソに密造酒販売の話を持ちかけます。一見敵に回ったかのように見えますが、最後まで味方です。

というか、彼女は誰の敵にも回りません。唯一恨んだのが、幼馴染のシム・ホンの命を狙ったイ・シフムに敵対心を抱くだけです。その理由も切ないのですが。

イ・シフム「腐った枝を落としてこそ、新芽が出るのだ」

今作品の悪役イ・シフム(チェ・ウォニョン)。

奴婢から両班に上り詰めた苦労人で、一見味方かと思わせておきながら、やっぱり悪役でした。悪役になってしまった経緯は、信じてた人に裏切られたから。だからもう人を信じなくなった、という設定。

ここもネタバレで、ラストの方で明らかになるのですが…もしかしたら誰もシフムのことを裏切ってなどいなかったかもしれません。彼女もお腹の子供を守るために、あんな嘘をついたのではないでしょうか。

シム・ホン「俺はただ、もう逃げずにお前といたかっただけだ」

シム・ホン(ムン・ユガン)は、韓国歴ドラに欠かせない悲劇の剣士役で登場します。

邪魔者は容赦無く排除し、とにかくしつこいくらい主人公たちを追い詰める敵に回したくないキャラですが、裏ボスシフムには怯えるくらい従っています。

これもラストで明らかにされるのですが、父親に認められ、そしてウンシムと一緒にいたかっただけという。この手のキャラは本当に切ないっすね。

まとめ

韓国歴史ドラマ「花が咲けば、月を想い」は、笑いあり涙ありの王道系ラブコメです。

史実に基づいた歴史ドラマよりは、ラブシーンが多いためキュンキュンできるのではないでしょうか。あとは、ナム・ヨン(ユ・スンホ)の真面目キャラのツンデレ?っぷりにどっぷりハマれるところも、見応えがあります。

真面目系男子と不良少女のラブコメディを楽しみたい人におすすめのドラマです。

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