ドラマ「ミス・ターゲット」は本当の幸せが何かを訴える作品
2024年4月21日に松本まりか初主演で放送されたラブコメ「ミス・ターゲット」。
結婚詐欺師を演じる松本まりかが、婚活を通じて本当の愛を探していく王道派ラブストーリーです。「まあ、だろうね」って思う展開が続くのですが、松本まりかが可愛いので、マリカファンなら胸熱で一気見できちゃう作品だと思います。
ドラマを通して語られるテーマ「本当の幸せって何？」
ドラマ内で度々出てくるのが「本当に幸せって何？」という言葉。結婚したから幸せなのか、お金があるから幸せなのか、ということ。
嘘で塗り固めた詐欺師が、本当の幸せに気づくまでの心の葛藤が描かれています。
「ミス・ターゲット」見どころ！感想とあらすじ
以下、ネタバレを含みますので、視聴前の人は注意してください。
朝倉すみれ「…何でみんな結婚するんでしょうね？」
松本まりかが演じる主人公の朝倉すみれは、結婚詐欺師。「ナナ」という名前で男性たちを騙していました。
「母が病気で」「借金があって」と男性からお金を騙し取りつつも、人生に虚しさを感じていました。そんな中、詐欺師の師匠と呼んでいる馬淵弥生（演：筒井真理子）から「詐欺師やめてそろそろ婚活でもしたら？」と言われてしまいます。
朝倉すみれは全く乗り気ではありませんでしたが、馬淵から「二人でないと出会えない幸せもある」と言われ婚活を決意します。
村松宗春「もっと幸せになりたい…？幸せってそういうことじゃないですよね」
すみれが最初に出会った男性は、いわゆる「ヤリ目」男性でした。
体目的だと気づいたすみれは、早々に席を立とうとします。しかし、男性はしつこくすみれを引き留めるので、朝倉すみれはたまたま近くを通りかかった和菓子職人の村松宗春（演：上杉柊平）に助けを求めます。
助けてもらったお礼にデートを重ねる2人でしたが、「お金があれば、もっと幸せになれる」という考えを持つすみれに対し、村松宗春は「もっともっと病なんじゃないんですか？幸せってそういうことじゃないですよね」と反論してしまいます。
村松竜太郎「結婚詐欺っていうのはな、人の心も抉り取るんだよ」
反論しつつも何だか距離を縮めていく２人でしたが、宗春の父親である村松竜太郎（演：沢村一樹）が結婚詐欺師を追う刑事であったことが判明。…王道展開ですねw
村松竜太郎は息子に彼女ができたことを喜びつつも、同時に「すみれ＝詐欺師ナナ」ではないかと疑っています。
そもそも村松竜太郎が結婚詐欺師を追うことになったキッカケが、友人が結婚詐欺に遭ったことが原因です。ネタバレしますが、当時の結婚詐欺師がすみれの師匠・弥生だったことが判明。王道ドラマって狭い世界でこちゃこちゃしてますよね。
轟武蔵「あなたと一緒にいる時が人生で一番、幸せだったな」
竜太郎が詐欺師ナナを追う内に、あることに気づきます。それは、ナナの被害者がナナに感謝しているということ。
どうやら騙されてることに気づいた後も、ナナのことを忘れていないというか「自分が悪いんだから仕方ない」と思っている様子。竜太郎の持論でもあった「詐欺師は人の心を抉り取る」という結論にヒビが生じていきます。てか、そんなことあるのかな？…と視聴者も疑問が生じる瞬間です。
すみれがお金を騙し取った被害者が、竜太郎に捕まり刑務所へ行くことに。ネタバレしますが、ついでにすみれも捕まります。
すみれは竜太郎に捕まる前に、宗春に「一番騙しやすいカモだったわ」と嫌われ女を演じ、パトカーに乗ります。
パトカー内ですみれは、号泣。それを見守る竜太郎は、非常に険しい顔を見せます。ちょっとこのシーンは泣けました。
馬淵弥生「何が幸せなのか、自分でしか決められないからね」
出所後、すみれは隠れるように生きていきます。
傷つけた人たちとは極力会わずに目立たずに過ごそうと思った時、偶然宗春と再開します。宗春の作った和菓子を口にした時、すみれに大きな違和感が。
宗春は和菓子を作れなくなっていました。
一方、弥生の店に竜太郎が現れます。実は、竜太郎が結婚詐欺師を憎むようになったキッカケが弥生でした。弥生は友人を救うために詐欺師になったとのこと。
弥生は竜太郎に「罪を償ったすみれは、幸せになる権利があります」と訴えます。
すみれが服役中にこじれに拗れてしまった恋の行方。ラストは、まあご想像通りです。
まとめ
「ミス・ターゲット」は、王道ラブコメ展開なうえ、ストーリーは結構テンポ良く進むため、サクサクと視聴できます。
松本まりか以外のキャストの個性も目立っており、共感しやすいシーンも満載です。軽快で心温まるドラマなので、心がほっこりしますよ。気になる人は、ぜひ試聴してみてください。